マルチカラー対応透過型OLED
卓越した蒸着技術と光学設計技術により優れた透過性を実現。背景の視認性を損なうことなく、多彩な情報を背景に重ねて表示できます。
詳細を見る
自発光素子であるOLEDの鮮やかな表示は、背景を透かして使用する透過型ディスプレイにおいても真価を発揮。バックライトによる背景の着色や暗所コントラストの低下がありません。また表示オフ時の透過像についても、光学設計の最適化によりセグ見えを極限まで排除しています。
薄型・狭額縁化を指向したハイスペックな透過型OLEDディスプレイでは、構造制約により透過像歪みなど品位面の影響が起きやすくなります。当社製品では、材料・プロセスの最適化によりデバイスの平坦性を高め、省スペース化と透過像性能を高次元で両立しました。
当社固有技術との融合により、お客様の筐体や情報表示に合わせた透過型OLEDにカスタマイズが可能です。パネル形状変更やOLEDならではの
マルチカラー表示などお客様製品の価値向上に貢献します。
当社では独自の薄膜封止と保護構造を組み合わせることで背面の封止板を廃し、厚みを構成する主要部材をワンピース化することによりPMOLED業界最薄となる0.1mmの厚さを実現可能にします。
当社では、ガラスを基材として採用し、通常タイプのOLEDと変わらぬ水蒸気遮断信頼性を確保しました。フィルムベースでは使用できない高温環境下でも使用可能です。
極限まで薄くすることでガラスでも曲げることが可能になります。弊社独自プロセスによりPMOLEDが得意とする小型ディスプレイにて必要十分な曲げRを確保しました。
インセル型タッチパネルOLEDは、従来必要だったタッチパネルフィルムや専用IC・FPCなどが不要になります。部材点数の減少だけではなく省スペース化にも貢献します。
インセル型タッチパネルOLEDは、OLEDパネルとタッチパネルそれぞれで必要だった駆動回路を一つに集約可能。お客様製品とのスマートな接続を実現します。
パネル表面にタッチパネルを貼り付ける従来の構造では、タッチパネルの配線や両面テープなどにより表示が歪んだり・色味が変化するなど光学的な変化があります。インセル型構造ではタッチパネルを内蔵することで光学的な変化がないパネルを提供可能です。
筐体に合わせた曲面上にタッチ機能付きOLEDパネルを設置。意匠性を損なうことなく曲送りなど直感的に操作が可能です。
Bluetoothスピーカー
総厚 約0.2mのタッチ機能付きOLEDをご提供可能です。
電子マネーの残高表示などを想定しています。
クレジットカードへの搭載イメージ
高精度部材の採用とパネル製造技術の高度化、さらにワイヤボンディング技術を組み合わせることにより、シール領域と配線領域を極限まで狭小化。
パネル外形いっぱいまで広がるRGBフルカラーの表示は、従来のPMOLEDの常識を大きく超え洗練した印象を与えます。
お客様製品への搭載においても、非表示領域となる額縁部を筐体で隠す必要がなく、限られた筐体内スペースへのディスプレイ搭載を可能にします。
超狭額縁OLEDディスプレイは単体ではもちろんのこと、複数個を並べて使うことで真価を発揮。
平面部への高密度配置(タイリング)だけでなく、表示面に高低差を持たせたり、製品コーナー部に直角にディスプレイを配置するなど、お客様製品のデザイン性・機能性向上に貢献します。
小型のディスプレイを搭載した製品の多様化にともない、コーナーカットや円形といった特殊形状ディスプレイのニーズが高まっています。
当社は矩形形状以外にも対応した最新のガラスカット設備を保有しており、長年培ってきたカスタムディスプレイモジュールの設計技術と組み合わせて、お客様のご要望に応じた特殊形状ディスプレイの提案が可能です。
通常タイプのディスプレイのほか、透過型OLEDとの組み合わせにも対応。お客様筐体デザインを最大限に活かすディスプレイを実現します。
薄く、曲げて配置することもできるため、お客様のニーズに合わせた省スペース光源の提案が可能です。
1枚のガラス板上に配列されたにOLEDは、高精細パターンと組み合わせることで光源を平面内に自由形状で配置可能です。
光源用途に合わせて発光の指向性を変化させることが可能です。
四角形状だけでな丸形や三角形など様々なデザインが可能です。
光の3原色や演色性の高い白色発光までニーズに合わせた色彩豊かな発光色調整が可能です。
発光領域を透明にすることで背景表示と重ね合わせて使用する事が可能です。また、片面発光や両面光などお客様の用途に合わせて提案が可能です。
薄い
面発光
発光色
透明
OLEDパネルは、面光源の特徴を活かし、ロボット組み込みに適した薄型かつ高輝度な光源の提供を実現します。また、従来の同軸照明では難しかった近距離からの高均一な照射や発光色変更が可能なため、ワークに応じた検査環境を提供する事が可能です。
面発光指向性発光色
OLEDの特徴を活かした均一・高出力な光源を平面内に複数配置。アレイ状の発光デバイスや高い視認性が要求される用途への展開が可能です。
標準ラインナップ品(白色モノカラー)をベースに、ディスプレイカラー(発光色)の変更が可能です。外形や表示サイズ・解像度はベースモデルと同一のため、変更により搭載性や表示コンテンツを犠牲にすることがありません。
ディスプレイカラーはOLEDならではの鮮やかな発色を活かした全7色をラインナップ。お客様機器のデザインや用途に合わせたディスプレイカラーをお選び頂けます。
カラー | 特徴 |
---|---|
WHITE | ベースカラー。上品な色調で様々な機器・用途に幅広くマッチします。 |
BLUE* | 濃い青色の発色で、ディスプレイに独特の雰囲気を与えます。 |
SKY BLUE | 爽やかな青色系のカラー。視認性に優れ、近未来感のある色調です。 |
GREEN | 鮮やかな発色でコントラストに優れたカラーです。 |
YELLOW | 発光輝度を高めやすく、視認性に優れるカラーです。 |
ORANGE(AMBER)* | 暖かい色調で眩しさを感じにくいカラーです。 |
RED | 鮮やかな発色で可読性に優れます。警告表示などに適します。 |
*ベースモデルに対し、表示輝度が低くなります。
標準ラインナップ品(白色モノカラー)のディスプレイ表示領域をエリア分割し、複数色のOLED素子を配置することで、部分的に表示色の異なる*ディスプレイへアレンジすることが可能です。主表示とアラート表示の使い分けや、アイコン部の差し色など、より表情豊かなディスプレイ表現が可能となります。
フルドットタイプディスプレイだけでなく、キャラクタタイプのディスプレイにも適用可能です。
標準ラインナップ品のフルドットディスプレイは、文字・グラフィックなどユニバーサルな表示に対応できる反面、アイコンなどの意匠再現が重要なケースや複雑な漢字表示など、お客様用途によっては十分な解像感・判読性が得られないことが考えられます。
当社では、標準ラインナップ品の外形や表示サイズをそのままに、キャラクタタイプ(固定アイコン表示型)ディスプレイにカスタマイズが可能です。
アイコン形状そのままの発光画素を作り込むことで、オリジナルデザインに忠実でシャープな表現が可能となります。1つのアイコン内でON/OFFの動作単位を分割することで、バッテリー残量や受信強度表示など、最低限の動的な表現も可能。OLEDディスプレイの最大の特徴である高コントラストをフルに生かした視認性の高いディスプレイを提供いたします。
自発光素子をデューティー駆動するドットマトリクス型のPMOLEDでは、原理的に表示面積・ドット数が多くなるほど最大表示輝度(明るさ)が低下する特徴があります。
当社標準ラインナップ品は、量産品として業界最高水準の高効率白色素子を採用していますが、一部モデルについては独自技術(特殊パネル設計・駆動/制御技術)を組み合わせることにより、さらに表示輝度を大幅に向上させた仕様へのアレンジが可能です。
屋外などの明所での使用を想定したケースや、ディスプレイ不使用時の「枠見え」を低減させたブラックアウトデザインなど、高輝度が要求される用途に適したディスプレイを提供できます。
詳細を見る
世界で初めて有機EL(OLED)ディスプレイの量産に成功した東北パイオニア株式会社の旧) 米沢事業所、現) 株式会社ソアーがまた新しいステージを切り開きます。OLEDディスプレイ技術のスペシャリスト集団が最先端のソリューションを提供いたします。
※東北パイオニア株式会社の旧)米沢事業所 現)株式会社ソアーは、1997年世界初の有機EL(OLED)ディスプレイの量産に成功しました。
経済産業省産業技術環境局技術調査室発行 技術調査レポート (PDF)